諭吉を斬る

新幹線に乗っていたときにお弁当を買おうと思ってマネークリップから壱万円札を出そうとしたら、間違えて破ってしまった。「ガビーン!」と思いながら破れた壱万円札を見てみると紙切れにしか見えない。よく「金なんて所詮紙切れ」などと知ったことを言ってる人は見かけるが、破れた諭吉を見たときに初めて、「僕らはこんな紙切れに左右されて生きてる」と実感できた。

破壊することで初めて見えた物事の本質。この紙切れが何枚あるかで、人間は作られた喜びや幸せを手にすることができる。壱万円札という作られた価値観で得られるものは作られた幸せしかない。社会の中で生きてくということは、社会のルールを基準に物事を考えていけばいい。ただ本質を見極めるには、一度破壊する必要があるのかもしれない。

僕のライフワークでもある社会を変えていく、教育を変えていくということは、現状を壊すことから始まるのかもしれない。破壊するだけではダメだけど、破壊することを恐れてはいけない。自分が忘れかけていた物事の原点に戻れた気がした。

諭吉
㊤新しい価値観がここにある

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