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はい、休み明け。大学も始まりました。「さ、これからの予定を…」と大学の私書箱を除くと一枚の手紙が入っています。送り主を確かめるとそれは僕の学部の教授からでした。親切にも卒業までに僕がやらなければいけないことを書いて送ってくれたようです。も~、K教授ったら気が利くね~。でもまだ時間あるじゃん。そんなに焦らなくても…。そんなことを思いながらさっと目を通して、次の瞬間やる気をなくしました。
「今月までにリサーチに区切りをつけて約20000語の論文を提出しなさい。」
20000語って一体何ページだよ。読みやすいように行間を2行にして計算してみると約100ページになるようです。はっきり言って、3ヶ月で終わるわけないじゃん。今日から1日1ページ書いたって終わりません。だってまだなにもはじめてないんだよ…。絶対絶命っぽいです。そんなことで気を失いかけているとふと昔の思い出がよみがえって来ました…。あれは大学時代の政治経済を専攻していた時のことでした…。
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昔から疑問に思っていたんですが、なぜテストというのはまとめて来るんでしょう。まったく違う分野の違うクラスをとっているにも関わらず必ずテストの日程が重なるわけです。どう考えても教授の陰謀ではないのかと思うのですが、そんなことを言っていても始まらないのでとりあえずテスト勉強をいやいやするのでした。しかし、本当に15ページの論文と政治経済のクラスの中間テストが重なったりすると真剣にピンチになります。基本的に「コツコツという文字など我が輩の辞書にはないっ!」と自信をもってほざける僕にしてみればジャマイカに逃亡してしまいたくなるような心境に追われます。とりあえず文献の山を目の前に「あ~どうしよ~。なんでもうちょっと前から勉強しなかったんだ~」と自分を呪うことは僕にしてみればもう必要行事になるのでした。学習能力がゼロに近い人間なので…。政治経済というのは他の専攻に比べると読む文献が死ぬほど多く毎週大体200ページは読まされます。もちろん1クラスです。ということは4クラス取っている僕としてみれば1週間サボると大体800ページが「後で読むからま、いいか」と気休めを言いながら机の片隅に溜まっていくのです…。
実際、この時は5000ページの文献を目の前に3日後にせまるテストと論文の提出日を控えていたのでした。論文はどうにかなります。適当に文献を選んでその中のいい部分を抜き出して加工すればどうにかなるわけだから…。少々、だめでも期末で取り戻せばいいかな~という感じです。しかし、テストばかりはどうしようもならないわけです。だって文献溜まり過ぎ。それに読んだとしても頭に入りはしないでしょう。ヤマ張るにも範囲広すぎ。もう絶対絶命でした。別にジェームス・ワットが蒸気機関のエンジンを発明したって僕には関係ないことじゃないか…。「WHAT?(ワット)」って感じだよ。産業革命か~?そんなもんどうでもいいよ。できれば産業革命ってことで3行で説明してくれればいいのに…。このダジャレのセンスを見て頂ければ僕がどれだけヤバイ状態だったことはおわかりになりますね。はい、すいません。そんなアホな事言っている場合じゃありませんね。そんなわけで論文に取り掛かり一応一日で書き終えました。もちろん徹夜です。もう体力ありません。こら、ジェフ、カラオケ行こうなんて電話するなよ。本当に行こうと思ったじゃないか…。
さてテストまであと2日です。5000ページの前に座り込んで悩んでいたのですが、どにもいい方法が浮かばないので気分転換に相方を呼んで近くのハンバーガー屋さんに行くことにしました。そしてそこの名物らしいハンバーガーを頼みました。本当にどうしよう…テストがなくなればいいのにな~。だれか教授を誘拐してくれっ!そんな現実離れしたことを考えながら目の前のハンバーガーにかじりつきました。するとなぜか知りませんがすこし苦かったのです。なんだろうな?中の野菜が古かったのかな?僕は野菜を除くためにハンバーガーのパンを開けました。そして失神しそうになったのです。パンの裏一面カビで緑です。となりで見ていた相方もそれを見て黙りこんでしまいました。おいおい、こんなん食べたら具合悪くなっちゃうでしょ。しかしその時、僕の頭に一つの考えがよぎりました。「もし、これ食べたらマジで病気になるからテストも受けないですむよね。」そして僕は緑の物体を食いました。死ぬことはないだろ。いいんだよ。止めないでくれっ!もう僕は疲れました。勉強したくないんです。「やめたほうがいいよ~」という相方のアドバイスを無視して僕は「名物」ハンバーガーを食べたのでした。もう命懸けです。
次の日、僕は素晴らしいぐらい死にそうな腹痛に見舞われました。うわっ!死にそう。いかに予定どおりでもこんなに痛いとは…。僕は病院に行き診断してもらいました。その結果、立派な食中毒という太鼓判を押してもらい。診断書を手にお腹を押さえながら家に帰ったのでした。マジで痛いんです。なんか胃の中に剣山が入っているような感じです。動くたびに激痛が下腹部から体中に広がります。頼むから生け花は違うところでやってくれっ!真剣にそう思いながらベットに倒れ込んだのでした。ごめんよ~。僕が悪かったです。勉強するから許してくれよ。もう、テストでもなんでもやるからさ~。いやマジでさ。ドリカムのCD借りっぱなしでそのまま持っているの僕です。最後はなんか訳の分からんことまで謝りだす始末。しかし痛みは止まらずに結局一週間近くベットの上で苦しむことになったのでした。
結局、僕の命懸けの努力(?)のおかげでテストは免除ということになりました。教授のほうも新しい中間テストを僕のために作る気もなく、「大変だったね。中間テストはもういいから期末の比重を重くして成績決めるからね」なんて言っています。結局、期末にかかるプレッシャーがでかくなったわけですね。なんか自分の首を絞めたような気もするけど…。と、いうわけで僕はどうにか中間を免れました。一週間の間、ベットとトイレを往復するだけの価値があったかどうかはわかりませんけど…。
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さて、なんか昔は僕も若かったって感じですか?そんな問題じゃないような気もするけどさ。でも、なんかこんなことを考えていたら元気が出てきました。だって、15ページの論文に命を賭けていたあの頃に比べたらずいぶん自分が成長したような気がしたから…。すごく嬉しかった。今は100ページの論文だから昔よりも約7倍実力が付いたってことかな?なんだかんだ言って僕も進歩してるんだね。毎日の努力って報われるんだよ、きっと。でも、今話せば笑い話ですが、本人は死にそうだったんだからね。もう二度とやらね~。カビパンはもういいです。今回は腐った牛乳にします。(懲りない奴…)冗談ですけどね。よいこのみんなは絶対真似しないほうがいいよ。本当に死ぬかと思ったんだから…。ちなみに苦情は受け付けません。自分の責任でがんばってください。アドバイスとしては全部食べずに半分ぐらいにしておいた方がいいかもしれません。今回、僕はそうするつもりです…。
一言: 結局、無謀(チャレンジャー)な性格は変わってないようです…。
投稿者 morita : 1999年07月01日 00:15
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