毎日が実験。人生は実験のくり返し。

味付きコンドーム

僕の住んでいる寮の集会場には小さいバーがあり、毎日9時から12時まで寮生のために安く飲み物を売っています。やっぱりイギリスはエールやビールが美味しいらしく毎晩寮生がそこにたむろい、お酒を飲みながらいろいろな世間話をしています。僕はというと、論文の締め切りを「風邪ひいたので…」と嘘をついて延ばしているのでそれどころじゃないです。本当にヤバいんだって…。しかし、コーラを買うために僕はこのバーに足を伸ばしたのでした。今日もきっと夜遅くなりそうだな~。そう思いながらコーラを買いだめするべくバーに並びました。さて僕の順番が来てカッコよく決めて…、

「コーラ5本。」

うわっ!めちゃ渋すぎっ!なんでバーまで来てコーラ頼むねん。しかもなんで5本やねん。もし、バーテンのお兄さんが関西人だったらそうツッコミを入れてくれたことでしょう。兄ちゃんちょっと驚いてコーラを冷蔵庫からとって僕に渡しました。そして僕は料金を払いコーラをコートのポケットにしまいみんなに見えないようにバーから脱出したのでした。帰り道、僕はトイレによることにしました。だって我慢できなかったんだもん。そして、「あ~あ、論文終わるかな~」などと考えながら用をたしていると、右側に自動販売機らしい物体を目撃したのです。別にはじめて見るわけじゃないので何を売っていたかは知っています。海外のトイレではこのようなコンドームの販売機がよく見受けられるんですよ。実際、純情(すいません、嘘です)な僕にはなんのことやら関係ない代物ですのでそのまま手を洗い部屋に戻ろうとしました。その時にふと面白い宣伝がコンドーム機に貼ってあたのです。それは…。

「味付きコンドーム。エキサイティングな○○○を…」

でした…。なんでやねん。話には聞いたことはありましたが味付きコンドームをこの自動販売機は売っていたのです。近頃欲求不満な僕は興味ありありです。更に宣伝文句を調べると、そこには3種類の味のコンドームがあるということでした。チェリー、パイン、フルーツカクテルです…。

「なんでフルーツカクテルやねん。」

そんなツッコミをいれながらこの時、僕の脳裏に様々な疑問が浮かんできました。なんで味付きが必要なんだろう?それは考えれば、なんに使うかはわかりますが、ほとんど味付きの意味ないじゃないですか…。今、真剣に味付けな理由が知りたいです。だれか教えてください。きっと85通りの使い方を考えたら新聞に載るかな?ネクタイじゃないか…。そんなことで混乱していると、いつものようにアホらしい仮説が浮かんでしました。

例えば、バーで女の子と一緒に飲んでいます。そこで飲み物のお金を払おうとして財布をだしたらその中にあるコンドームを女の子に発見されてしまいました。そんな時に「あ、これね。結構美味しいんだよ。」とか言って平然とそれをのど飴のように舐めたら恥ずかしい思いをしなくていいかもしれないじゃん。あ、僕ってあったまいいじゃん。きっと女の子も唖然として二度とあってくれないね…。

ま、冗談はさておき本当になんで味付きなんでしょう?僕と一緒に使い方研究しませんか?「女性」の助手を募集しています。(下心見え見えです。)ところでそういえば友人の話を思い出しました。彼は味付きじゃなくて蛍光色のコンドームを使ったことがあるようです。笑えるのは電気を消した時にマジで一箇所だけ光っていたようです。なんか想像しただけでも情けないですね。あ~あ、確かに発想は面白いと思います。でもその光った一部分を目の当たりにした彼女はどう思ったんでしょうね。ちょっと気になるつい最近です。

一言: アホらしくても興味はあるかも…。

僕からの手紙

皆さんお元気でしたか?僕は今アメリカのサンフランシスコにいます。10日間ほど日本に帰国してイギリスに帰る前に実家のサンフランを経由した形です。ここには6日間ほどいる予定です。しかし日本は忙しかったです。いろんな人に連絡すると言っておきながら出版関係のミーティングなどでぜんぜん連絡がとれなくなってしまったのですごく悪いことをしたと思っています。ごめんなさい。

さて日本ですが、それなりに満喫はしてきました。そんで結論。やっぱり日本が一番いいよ。最高。食べ物美味しいしさ。コンビニあるしね。本当に日本人ってすばらしい人種だと思うよ。とってもお茶目でいい感じです。

たとえば、イギリスの空港ですばらしい日本人の女性に遭遇しました。多分女子大生かな?なんとなく可愛い感じの子で友達と2、3人で話していました。多分、イギリスに遊びにきた帰りでしょう。しかし、僕が彼女に釘づけになってしまったのは彼女が可愛いからではなく、他に理由があったからです。それは荷物検査の場所でのことでした。飛行機に乗ったことのある方ならすぐわかるでしょうが、空港では拳銃、爆弾、刃物などの危険物を飛行機に持ち込めないようにするために乗客の荷物をレントゲンのような機械に入れてチェックする場所がありますよね。そこで彼女がある物体を抱えていたのです…。それは彼女の身長の半分は軽くあるデカイ熊のぬいぐるみでした…。

なんでイギリスで熊買うねん…。しかもめちゃデカイじゃん…。本当に驚きました。できることなら、「君、それ買って、本当に後悔してない?」なんて聞いて見たかったよ。もちろん、彼女はまわりの視線を独り占めしています。さて、彼女に荷物チェックの順番が来ました。僕は興味深く見ていると、案の定やってくれました…。透視機に一生懸命熊を突っ込んでいます。しかしサイズがデカ過ぎて入りません。しかし彼女は止まらないのです…。すごい血相で熊を機械につめ込んでいます。「お前、なんか熊に恨みでもあるんかいっ!」って感じです。そしてどうにかつめ込むことが出来ました。彼女は機械の反対側で熊を待ちました。すると…。

熊、出てこないやん…。熊、つまってるやん…。

多分、もう二度とこんな出来事に遭遇することはないでしょう。歴史的瞬間です…。熊、出てきません…。すると係りの人が機械の中に顔を突っ込んで熊を引っ張り出そうとしています。うしろでは熊の飼い主(?)が係員を応援しています…。なんかまるで、出産のワンシーンを見ているようだったよ…。「も~、ハニー頑張って」みたいな感じ。そして5分後、腹式呼吸のかいもあり無事出産終了。彼女は丈夫な男の子(?)を抱いて飛行機に向うのでした…。一体、どうやって飛行機乗ったんだろ?ずっと抱いていたのかな…。

さて次に日本に到着して電車で実家に向おうとしました。「やっぱり日本はいいね~」なんてオヤジくさいことを考えながら景色を見ていると、目の前のおっさんに釘づけになってしまいました。何故って彼はチリ紙丸めて鼻に突っ込む突っ込む。しかもそれだけでは飽きたらず、チリ紙回転させているし…。空港の彼女同様、このオヤジも僕のハートを「ぐわしっ」って感じでゲットしてしまいました。

そして最後に僕の想い出の一部になったのは、HMVで発見した歌って踊れる彼でした。僕がHMVでいろいろとCDを試聴していたら、となりでヘッドホンを装着して歌いながら踊っていた人がいました…。しかもなにを聞いていたかというとTMR…。もう、彼、まわり見えてません。恥も外聞もないのでしょう。そんな驚く僕など関係なく彼は「ジャンゴー!」って叫んでました…。きっと彼は革命の一部になっちゃったんだろうね。おそるべし、TMR!

日本ではもっといろいろありましたが、上に説明したものがとりわけ僕の心の中に刻まれたようです。たまに目を閉じると空港の彼女が熊を機械に押し込む姿や鼻の穴をぐりぐりしているオヤジ、そして「ジャンゴー」な彼の踊る姿などを思い出します…。はっきり言って嫌過ぎです。でも、本当。こんなに僕を笑わせてくれる人達に遭遇できるのはきっと日本だけではないでしょうか…。感動もんです。本当に日本はすばらしい国です。絶対、僕もいつか日本に戻って彼らに負けないように頑張ろうと思います。あ、ちなみに飲み会の3次会で日本酒一升瓶とウォッカ1本を3人で開けるのはやめましょう…。当分、日本酒見たくないです…。

一言: この想い出はオモイ(重い)デ~~~。(すいません…)

デビュー

7月14日。今日は記念日。ライター・もりたまさやすがデビューしました。ばんざ~い。信じられないよね。でも、結構マイナーな出版社だから普通の本屋じゃ見つからないと思うしさ。でも、出版社がマイナーなわけじゃないんですよ。出版社の新書がマイナーなだけで…。出版社はアルクという留学の本なんかやってるデカイところです。留学が関連だったら有名でしょう。ま、そんな出版社がなぜか新書を出版していたらしく、まだ本の数も少ないので僕のところへお話がきたわけです。あまり覚えてませんが、「ケンブリッジな生活」を偶然読んでくれた出版社の人が「本を書きませんか?」と僕にメールを送ってくれたのが始まりでした。そして執筆・編集、タイトルでもめたりいろいろなことがありました。そして遂にそれが今日発売されました。なんか感動的です。ひとりで浸ってますぜ、僕(涙)。

実はちょっと後悔していることが2、3あるんですよ。それはあまりにも自分がマヌケに書かれているんです…、この本。一生懸命やっちゃったから100%地が出ちゃいました。もうノンフィクションの中のノンフィクションですよ、これ。で、気づいたのが、この本って下手したら一生残るんでしょ?だったらもっとカッコイイ男にすればよかったよ。例えばさ、隕石が振ってきてそれをどうにかするために宇宙に行って隕石に水爆埋めてきたとか(パクリ?)、山道でETチックな生き物に遭遇してそいつをカゴに乗せてそら飛んだとか(ないない)、帝国の逆襲を防ぐためにフォースの力極めてたとかさ(どこの国の人?)、コアファイターに乗り込んで…あ、もういいですか?すいません。ま、とにかく本の中の僕はマヌケです。ま、本当だからしょうがないんだけどさ…。でも、〇〇〇で〇〇〇〇したとか、××××しながら××やっちゃったとか書かなきゃよかったよ。マジ後悔です。しかし、これでもかなり編集者の人から「森田さん、これはまずいっしょ、カットしていいですか?」って言われてカットしたんですけどね。え、なにしたかって?それは立ち読みしてみてください。いや、本当に親が読んだら、「森田家の品位を汚した、死刑」とか言われそうだよ。教授のひらめきも「少女マンガチックで死刑」とか言われてるらしいし…(笑)。もともと品位無いんだけど…森田家…。

あとはやっぱりアルク新書があまり売れてないことですか?別に文句じゃないんですよ。でもせっかく頑張ったんだから、たくさんの人に存在を知ってほしいって言うのがあるじゃないですか…。別に買わなくてもいいから「もりたまさやすって変なやつが自分の赤恥を本にして後悔してるよ」とか知ってほしいんです。だけど、アルク新書ってめちゃマイナーなんだもん。この前の冬、日本に帰ったときに探してみたんだけど、普通の本屋さんにはありませんでした!紀伊国屋とか最低3階建て以上の本屋さんじゃないと置いてないです。しかも、新書コーナーなんかにありませんっ!留学コーナーの「誰にでも出来る英会話1日30分」(マジ?)の隣に3冊ほど置いてありました…。マジっすか?本屋のお姉さんに聞いたところ…。「アルク新書ですかぁ~?多分うちじゃ~取り扱ってないと思います」とか言われました。でもちゃんとあるだろ、3冊。(涙)しかもココに無かったらどこにあるっちゅ~ねん。渋谷ブックファースト・〇〇さん。←なぜ名前知ってるんだ、コイツ?

ま、そんなことでアルクさんに提案があります。編集者さん怖いからここに提案しますね。よろしくっす。←絶対、見ないって…。

提案1: 当たり付きにする

だめっすか?マジでいいと思うんですが…。当たったらもう一冊プレゼントとか…。はい、意味無いね。こんな本、2冊あってもさ。それとか、肩たたき券、自転車、海外旅行、女性限定で僕(どさくさにまぎれてみようっ!←誰もいらないって…)とか付けちゃってくださいよ。お願いしますよ。

提案2: 見つけたら即ヒラ積みするべし

偶然にも僕の本を発見しちゃったあなた。即ヒラ積みにするように。あ、下に置いてある本?そんなの違うセクションにでも捨ててください。(おいおい…)もっと気を聞かせて「今週の話題の本」セクションなんかに立てちゃってくれたらラブリーです。

提案3: もうネタギレ…

ま、冗談だけど、やっぱりこの本自分の大切な想い出がたくさん詰まってます。今まで自分が海外で頑張ってきた11年の嬉しかったこと、悲しかったこと、驚いたことなどがたくさんたくさん詰まってます。この本に書いてあるどのお話も僕にとっては一つ一つがとても大事な子供です。だから、たくさんの人に愛されてほしい。本当に一生懸命書きました。僕の子供たち、よろしくお願い致します。あと、この本はやはり僕を今まで支えてきた友人やもりたま研究室を見てくれている人たち、そして大切な僕の家族に捧げたいと思います。また、この本の出版に手伝ってくれた編集者の山室さん、アルクの人たち、本当に僕にチャンスを与えてくれてありがとうございました。感謝の気持ちで一杯です。

一言: マジで今から〇〇〇だけはカットできませんか?(涙)
↑編集者:「ダメ。」

美穂さんからのプレゼント

美穂さんがモロッコから帰って来た。この人、この休みにモロッコ行ってきたんですよ。ある夜、美穂さんから電話がきて、「まさやすくん、モロッコのお土産があるからお邪魔していい?」って…。僕は「そんな、お土産なんてわるいですぅ~。」なんて言いながらも結構、「うお~、ありがとよ~ん。」って感じでした。基本的にもらうのは大好きです。

で、10分後に美穂さんが袋を片手に遊びにきました。そんで、日本人的な挨拶をすませてモロッコの話になりました…。

僕:「モロッコ、どうでした?」
み:「うん、暑かったよ~。」
僕:「へ~、スリとかに会わなかった?」
み:「うん、スリは大丈夫だったけど、ちょっと恐かった。」
僕:「ん?なんで?」
み:「だって、モロッコの女の待遇ってお母さんか奥さんかセックスの相手らしいから。」
僕:「へ~、男の人が偉い国なんだ~。(うらやましい←心の声)で、言葉とかは大丈夫だった?」
み:「うん、フランス語でどうにかなったよ。」
僕:「モロッコの言葉はわかった?何語話すんだっけ?」
み:「よくわかんないけど、ベルベル語を話すらしいよ…」

ベルベル語って一体なんだろ…。皆で「リンリンリン。」とかやってるのかな?本当かな?ちょっと、突っ込みたいな~。いい加減とちゃうんか~…なんて思ってしまいました…。そんな僕の考えとは裏腹に美穂さんは袋に手を入れて僕の前にある物体を出しました…。

み:「じゃ~ん。」
僕:「…。」

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これです。どう見ても紙に巻いて火をつけて~、10分吸ったら幸せ気分な物にしか見えません。

僕:「なにこれ?」
み:「ミントティーだよ。」
僕:「ホントに?どこで買ったの?」
み:「市場で買ったの…ミントティーだって言ってたよ。飲んでね。」

飲んでねって…ちょっと、心配です。観光客を騙すためにそこら辺の草を乾燥させて袋に入れたのかも…。そんな気もしないでもないです…。でも、せっかく買ってきてくれたんだしな~。(ちなみに未だに手をつけてません。)

僕:「じゃ~、今度、お茶いれたらご馳走するね…。」
み:「え、いらないわよ~。(笑)」

おいっ!いらないってなんだ…その(笑)ってなんだよ~。僕ってモルモットのハムスターくんって事かな?自分で飲まないのかよ~。でも、そんな僕の戸惑いなど、ものともしないで美穂さんはまた袋に手を入れました…。

み:「じゃ~ん。」
僕:「…。」

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これである…。まるでちょっと机にこぼしてストローで鼻から吸ったらGOGOHEAVEN・BY・SPEEDである。

僕:「な、なんですか。(もう敬語である。)」
み:「モロッコのスパイスらしいよ。」
僕:「美味しいの?」
み:「わかんな~い。(笑)」

だから、わかんな~いってなんですか…。その(笑)も…。どう考えても美穂さん騙されてるんちゃうか…。きっと、その辺の砂でも袋にいれたのではないだろうか…。もう、唖然状態…。だが、彼女はそこでは終わらなかった。まだ、袋の中からごそごそと何かを取り出そうとしている…。僕は目の前にある、よくNHKで流れる麻薬取締りで見つかった薬物の映像とそっくりな光景をみて呆然としていました…。しかし、美穂さんは突き進む…。

み:「あ、あった~。これなんだと思う?」
僕:「…。」

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これである…。どう見てもその辺に落ちている木の実である…。僕はおそるおそる?

僕:「なんですか?それは…」
み:「ようじなんだってさ。」
僕:「は?」
み:「ここの先っぽを折ってね、ようじとして使うんだって。」
僕:「モロッコの人はみんなこれをようじとして使うんだ。(ちょっと感心)」(口に入れてみる。)
み:「ううん、一人も使ってる人は見なかったよ。ただ、店の人が説明してくれたの。」
僕:「ぶっ!」

美穂さん…。あなたは騙されている…。第一、汚いでしょ…。口にいれるんだよ。きっと、その辺に落ちてたやつを拾って売ってるだけだって…。実際、使って見ました。歯に刺したらそのまま折れて歯につまりました…。頼むよ~。つまってどうするよ。ようじでしょ、あんた…。もう、泣きそうです。美穂さん笑うなって…。

僕:「でも、なんでこんなん買ったの?(失礼な奴)」
み:「え、だってこの石をおまけしてくれるって言ったのよ。」

僕に石を見せる美穂さん。もう戦争に勝ったようなクリントン状態である。しかし変哲のない石である…。

み:「これで顔を擦ると毛が生えなくなるんだって…。」

恐るべし、モロッコ人。いや、もっと恐ろしいのは美穂さんである。はっきり言って、美穂さん、あなたは騙されているよ…。しかし、僕のこころの中では美穂さんに同情しつつも次に自分が旅行に行ったら必ず復讐…、いや、負けないような珍しいお土産を買ってくることを誓ったのでありました…。

一言: たぶんその石、嘘だろうけど僕の頭は擦らないでね…。

緑のハンバーガー

はい、休み明け。大学も始まりました。「さ、これからの予定を…」と大学の私書箱を除くと一枚の手紙が入っています。送り主を確かめるとそれは僕の学部の教授からでした。親切にも卒業までに僕がやらなければいけないことを書いて送ってくれたようです。も~、K教授ったら気が利くね~。でもまだ時間あるじゃん。そんなに焦らなくても…。そんなことを思いながらさっと目を通して、次の瞬間やる気をなくしました。

「今月までにリサーチに区切りをつけて約20000語の論文を提出しなさい。」

20000語って一体何ページだよ。読みやすいように行間を2行にして計算してみると約100ページになるようです。はっきり言って、3ヶ月で終わるわけないじゃん。今日から1日1ページ書いたって終わりません。だってまだなにもはじめてないんだよ…。絶対絶命っぽいです。そんなことで気を失いかけているとふと昔の思い出がよみがえって来ました…。あれは大学時代の政治経済を専攻していた時のことでした…。

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昔から疑問に思っていたんですが、なぜテストというのはまとめて来るんでしょう。まったく違う分野の違うクラスをとっているにも関わらず必ずテストの日程が重なるわけです。どう考えても教授の陰謀ではないのかと思うのですが、そんなことを言っていても始まらないのでとりあえずテスト勉強をいやいやするのでした。しかし、本当に15ページの論文と政治経済のクラスの中間テストが重なったりすると真剣にピンチになります。基本的に「コツコツという文字など我が輩の辞書にはないっ!」と自信をもってほざける僕にしてみればジャマイカに逃亡してしまいたくなるような心境に追われます。とりあえず文献の山を目の前に「あ~どうしよ~。なんでもうちょっと前から勉強しなかったんだ~」と自分を呪うことは僕にしてみればもう必要行事になるのでした。学習能力がゼロに近い人間なので…。政治経済というのは他の専攻に比べると読む文献が死ぬほど多く毎週大体200ページは読まされます。もちろん1クラスです。ということは4クラス取っている僕としてみれば1週間サボると大体800ページが「後で読むからま、いいか」と気休めを言いながら机の片隅に溜まっていくのです…。

実際、この時は5000ページの文献を目の前に3日後にせまるテストと論文の提出日を控えていたのでした。論文はどうにかなります。適当に文献を選んでその中のいい部分を抜き出して加工すればどうにかなるわけだから…。少々、だめでも期末で取り戻せばいいかな~という感じです。しかし、テストばかりはどうしようもならないわけです。だって文献溜まり過ぎ。それに読んだとしても頭に入りはしないでしょう。ヤマ張るにも範囲広すぎ。もう絶対絶命でした。別にジェームス・ワットが蒸気機関のエンジンを発明したって僕には関係ないことじゃないか…。「WHAT?(ワット)」って感じだよ。産業革命か~?そんなもんどうでもいいよ。できれば産業革命ってことで3行で説明してくれればいいのに…。このダジャレのセンスを見て頂ければ僕がどれだけヤバイ状態だったことはおわかりになりますね。はい、すいません。そんなアホな事言っている場合じゃありませんね。そんなわけで論文に取り掛かり一応一日で書き終えました。もちろん徹夜です。もう体力ありません。こら、ジェフ、カラオケ行こうなんて電話するなよ。本当に行こうと思ったじゃないか…。

さてテストまであと2日です。5000ページの前に座り込んで悩んでいたのですが、どにもいい方法が浮かばないので気分転換に相方を呼んで近くのハンバーガー屋さんに行くことにしました。そしてそこの名物らしいハンバーガーを頼みました。本当にどうしよう…テストがなくなればいいのにな~。だれか教授を誘拐してくれっ!そんな現実離れしたことを考えながら目の前のハンバーガーにかじりつきました。するとなぜか知りませんがすこし苦かったのです。なんだろうな?中の野菜が古かったのかな?僕は野菜を除くためにハンバーガーのパンを開けました。そして失神しそうになったのです。パンの裏一面カビで緑です。となりで見ていた相方もそれを見て黙りこんでしまいました。おいおい、こんなん食べたら具合悪くなっちゃうでしょ。しかしその時、僕の頭に一つの考えがよぎりました。「もし、これ食べたらマジで病気になるからテストも受けないですむよね。」そして僕は緑の物体を食いました。死ぬことはないだろ。いいんだよ。止めないでくれっ!もう僕は疲れました。勉強したくないんです。「やめたほうがいいよ~」という相方のアドバイスを無視して僕は「名物」ハンバーガーを食べたのでした。もう命懸けです。

次の日、僕は素晴らしいぐらい死にそうな腹痛に見舞われました。うわっ!死にそう。いかに予定どおりでもこんなに痛いとは…。僕は病院に行き診断してもらいました。その結果、立派な食中毒という太鼓判を押してもらい。診断書を手にお腹を押さえながら家に帰ったのでした。マジで痛いんです。なんか胃の中に剣山が入っているような感じです。動くたびに激痛が下腹部から体中に広がります。頼むから生け花は違うところでやってくれっ!真剣にそう思いながらベットに倒れ込んだのでした。ごめんよ~。僕が悪かったです。勉強するから許してくれよ。もう、テストでもなんでもやるからさ~。いやマジでさ。ドリカムのCD借りっぱなしでそのまま持っているの僕です。最後はなんか訳の分からんことまで謝りだす始末。しかし痛みは止まらずに結局一週間近くベットの上で苦しむことになったのでした。

結局、僕の命懸けの努力(?)のおかげでテストは免除ということになりました。教授のほうも新しい中間テストを僕のために作る気もなく、「大変だったね。中間テストはもういいから期末の比重を重くして成績決めるからね」なんて言っています。結局、期末にかかるプレッシャーがでかくなったわけですね。なんか自分の首を絞めたような気もするけど…。と、いうわけで僕はどうにか中間を免れました。一週間の間、ベットとトイレを往復するだけの価値があったかどうかはわかりませんけど…。

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さて、なんか昔は僕も若かったって感じですか?そんな問題じゃないような気もするけどさ。でも、なんかこんなことを考えていたら元気が出てきました。だって、15ページの論文に命を賭けていたあの頃に比べたらずいぶん自分が成長したような気がしたから…。すごく嬉しかった。今は100ページの論文だから昔よりも約7倍実力が付いたってことかな?なんだかんだ言って僕も進歩してるんだね。毎日の努力って報われるんだよ、きっと。でも、今話せば笑い話ですが、本人は死にそうだったんだからね。もう二度とやらね~。カビパンはもういいです。今回は腐った牛乳にします。(懲りない奴…)冗談ですけどね。よいこのみんなは絶対真似しないほうがいいよ。本当に死ぬかと思ったんだから…。ちなみに苦情は受け付けません。自分の責任でがんばってください。アドバイスとしては全部食べずに半分ぐらいにしておいた方がいいかもしれません。今回、僕はそうするつもりです…。

一言: 結局、無謀(チャレンジャー)な性格は変わってないようです…。