毎日が実験。人生は実験のくり返し。

日本のエリート

いや~、こわいこわい。日本のエリートってこわいよ。本当にそう痛感したお話です。これは僕の友人のHさんから聞いたんだけど、約1週間まえからHさんと同じ寮にすんでいたXさんの様子がおかしかったらしいです。Xさんは東大卒、そんでその後、ハーバードに進学した日本のエリートらしいんですが、なにか壁にあたったのか、ノイローゼ気味になってしまったらしいです。

行動自体も変だったらしいのですが、ある日、Hさんに電話がかかってきました。「どうしていいか、わかんない…。」XさんはそうHさんに言ったそうです。もともと、気のやさしいHさんは何とかXさんをなだめて電話を切りました。そしたら30分後にまた、Xさんから電話がありました。「どうしていいか、わかんない…。」Hさんはまた、なだめると電話を切りました。そしてまた30分後…。こんな感じでHさんは一晩中30分おきにXさんから電話がかかってきたそうです。それで心配した、Hさんは僕に電話をしてきて事情を説明してくれました。Hさんは「多分もうおちつただろうから、大丈夫だと思うけど、一応、マサにもいっておくから…」と言っていましたが、僕は「自殺とかは大丈夫なの?」と心配していました…。そして次の日…、Xさんは自殺しました…。でも、幸いにも寮に住んでいた人に発見されて、命だけは助かったようです。その後、病院に運ばれ、彼のその後の消息は途絶えてしまいました。

僕は不思議でしょうがなかった。死ぬ気でやればなんでも出来るはずなのに、なぜ、Xさんは自殺なんてかんがえたのだろう?いろいろ考えた後、一つの仮説が立ちました。それはXさんがエリート過ぎたんだろうな?きっと、小さいころからエリートで東大に入り、それが当たり前に感じでいた自分があったんじゃないかな?そして、ハーバードに来てそれがいろんな人びとや物事によって彼の自身が崩されてしまった…。もしそれが本当なのならば、日本のエリートってもろすぎるよ。きっと、その人は僕なんかより遥かに頭がよかっただろうな。でも、僕は自分を殺そうなんて思わないよ。だって、壁があったほうが楽しいジャン。僕はどんな壁がきたって乗り越えるまで諦めないよ。えらそうなことは言えないけど、Xさんにもがんばって欲しいと思う。だって、この僕ががんばっているんだからさ。そして、日本にいるエリートさんたちにも…。負けちゃダメだよ。僕は絶対、負けないよ、だって、勝つまでやめないもん。

ちなみにこの話を電話で父親に話しました。そんで、「僕ももうだめだ~。自殺するかも…」って言ったら、「大丈夫だよ、お前はエリートじゃないもん、お前には関係ないことだから、じゃ…」って言われました。そりゃないよ~、とーちゃん少しは心配しろよ~。(笑)所詮、僕はエリートじゃないです。(涙)

一言: 勝つまでやめなきゃ負けることはない。逃げたらだめだよ。

へんそうしますか?

昨日は本を読んでいたので起きたのが夜の7:30という不規則なものでした。いつものように食べるものを探しにとりあえず外へ。ふらふら、歩いて学校の近くまで行きました。その時、気づいたのですが。ぼくの格好があまりにも、すごかったのです。

基本として頭ボサボサ、コンタクトは入れてないし、服はパジャマの上にダウンジャケットを着ているだけ。「なんちゅう格好やねん。」と思い、引き換えそうと思ったのだけど、面倒だからそのままにすることにしました。ぼくは、本当に寝起きに弱く、おきたばっかりのときは、なーんも考えていません。

基本的に羞恥心なんてもんはないのですけど、やっぱり、ハーバードの品位を落とすようなことはしちゃだめかなとかも思いました。でも、「まーいいか、そんなに僕のこと知ってる人には会わないだろ…。」なんて気軽にハンバーガー屋に突入。やっぱり食欲には勝てません。TASTIESというハーバードの駅の前のハンバーガー屋です。

入ったとたんいきなり、「Hi、MASA.」同じクラスを採っているマーニーさんに遭遇…。「どうしたの、まるで起きたばっかりみたい。」などといわれて、ちょっとピンチ。ハハハってごまかして外へ逃げる僕。でも、今夜はしきりにいろんな人に会うのでした。トドメといっては何ですが、この前に日本人パーティーであった愛美さんにも遭遇。この人は昔、日本の某テレビ番組に出ていたことがある人です。しかも、彼女は僕があまりにも、間抜けな格好をしていたので、僕のことがわからず、英語で話しかけて来る始末。結局、この日は愛美さんとココアを飲んで家に帰りました。あー、結構僕って有名?って言う感じの夜でした。でも、明日みんなにあったら、いろいろ言われそうで恐いな…。

一言: 気分は芸能人。(思っているのはおまえだけ。)

すし屋に行く

朝起きたら、少しだるい…。 やっぱり昨日の注射はヤバかったかな? ふらふらとキッチンに行きます。 いつもの行事として冷蔵庫をあけて、「はー」なにもない。 でも、今日はなんか食べないと駄目だろうから、スーパーに買い物に行くことにしました。

確か、アパートから10分ぐらいのところに一件あったよな。 自分の感に頼りながら、ふらふらと道を歩きます。 …みつからない。 しかも、迷っている。 でも、大丈夫。 楽天的なまーくんは「どうにかなるさ」と自分に言い聞かせて更に冒険を続けます。 30分経過、何が大丈夫だったのか、思いっきり知らない景色が僕を包んでいます。

おなかすいたなー。 ゾンビのようにふらふらと道をさまよっていると、「すし」と書いてある看板が目の前をよぎりました。 「お寿司かー、たまには贅沢してもいいよな」なんて思いながら、店の方向へ…でも、なにかあやしい。 なぜかというと、看板の「すし」という文字の前に何か書いてあります。 よく見てみると、看板には「カフェ・すし」と書いてあります。

「かふぇすし?」絶対にあやしい…。でも、空腹には勝てず、体は店のドアを開けました。中はネオンのギラギラした、カフェのような感じです。その中に板前さんのカウンターがあります。「いらっしゃい!」粋のいい、板さんのあいさつにつられて足はカウンターへ。「ヤバイよな、絶対。」なんて思っているのですが、根性を決めて一通りお寿司をお願いしました。そしたら、驚き。けっこう、美味しいです。あとで板さんに聞いたら、ここはホテル・フォーシーズンの料理長にTVで推薦されるほどのところらしいです。あらま、そりゃすごい。値段も良心的だしこれは拾い物だと思いながら店を出ます。でも、その時、僕は帰り道がわからない事や家に空っぽの冷蔵庫が待っている事など考えもしないのであった。ゴーン。

一言: 外見は所詮、外見。中身で勝負です。

スイスチーズのすれ違い

今日もウイスキーいやワイスキー先生の授業です。もー、僕の名前はブラックリストに載っているので名前もきちんと覚えてもらっています。先生が部屋に入ってきました。おっと、いきなり黒板になんか書きました。

うーん、なんだろ? 人の顔が四角い穴だらけの物体の方向を向いています。ちょっと考えていると、先生が「これは、なんでしょう?」「そりゃ、私が聞きたいよ。」なんて事は口に出さずに黙っています。「これは、スイスチーズを見ている人です。」先生が言いました。「なんやねんそれ?」と突っ込みたいのですがぐっとガマン。更になにが言いたいのか聞いていると、スイスチーズは「物事」で見ている人は「それを判断する人」の例えだそうです。

さて、この人は何を見ているかわかりますか…?要するに言いたい事は、「物事はみる人によって無限大に解釈される。」だから、すべての人の意見には大切なことが込められているのです。意見のすれ違いなんていうのは当たり前だし、ある物に対してヒイキ目に考えるのも普通なんですよね。もし、今度あなたが誰かの意見を聞いたら考えてみるのもいいでしょう。この人はどの穴からスイスチーズを見ているのか?それとも、スイスチーズすら見ていないのかも…。

一言: 人の意見を聞くときにはその人がどのような所から物事を考えているのかを知る必要がある。

いきなり問題児!?

今日は恐かった…。今日のクラスの「テクノロジーと教育の発展論」の先生。めちゃ、こわかったよ。みなさん、これなんて読む?「WISKE」…わいすけ、うぃいすけ… まー、いろいろ、あると思いますが。これが先生の名前です。

さて、クラスにいく前にエレベーターでこの先生に会いました。とりあえず、挨拶をしよーと思って声をかけます。「ハイ、ミス…」この時、僕は何も考えてなかったのか「ウイスキー」と先生を呼びました。はい、先生の顔がすこしこわばったのが分かります。そのまま、クラスへいって授業スタート。先生の第一声は、僕のほうを見ながら「ハイ、マイネーム イズ ストーン・ワイスキー。ウイスキーではありません。」

他のクラスの人間は先生が冗談をいっていると思って笑っています。笑ってないのは僕ひとり。彼女は、教育工学の理事をやっています。さてさて、正康くんの運命はいかに。来週あたりくびかな…。重い足取りに更に追い討ちをかけるように思いつく…。「明日のクラスも彼女のクラスだ。」4クラス中2クラスは彼女のクラスをとっています。これから先、どんな風になっちゃうんだろー。とりあえず、リーディングをちゃんとやって、クラスで発言するしかないか。そー、思いながら家に向かうのでした。

一言: わからない事はカンでやらない。

ミシン先生、今日は何?

今日は結構まじめな日記になりそうです。人を教えるのは大変ですが、この先生が考えるに、次の四箇条を出来れば人間は簡単にものごとを理解するようです。

1. 明確にインフォメーションを掲示する。
たとえば、「この問題は難しい」とか、「さっきと同じ問題だ」などと、きちんと生徒に情報を提供する。

2. インフォメーションを相手に反復させる。
たとえば、ただ、問題を解かせるだけではなく。インフォメーションを生徒の経験と関連づけさせる。

3. 的確なフィードバックをリアルタイムでする。
たとえば、問題を解いている生徒が何か明らかに間違えを起こしたら、その場で何気なく間違っていることを教えてあげる。「あれ、なんでそうなった?」とその場で聞く。

4. とにかくやる気を出させる。
でも、褒美をあげたりするのは、褒美がなくなった時に意味がなくなるのでだめ。この点、コンピュータを使ったり、新しいことを試したりして、生徒に自分はなんか特別だと思わせるのも方法かな?

さて、これを読んだ人。「こんなの当たり前だろ。」なんて思ってるかもしれませんね。でも、これが出来てない先生は多いんですよ。日本の学校なんて、まったくこれがないように思えますが…。この4ヶ条を「セオリー・ワン」といいます。これがすべての教育方法の原点みたいです。今度、人に何かを教える時は試してみるのもいいんじゃないかな?

一言: 効果のある物は単純だからむずかしいんです。

お母さんに電話する

いやー、昨日は楽しかった!!さー、今日もがんばるぞ、なんて思って冷蔵庫開けたら…そうだった、何もないんだ…。昨日があまりにも幸せだったので、精神的ダメージも大きい。あー、腹減ったよー。また、エチオピアンになると思うと悲しくなって来たよ。今日のクラス、「論文の書き方」まで時間あるし、外に出るの面倒だし…。

また、ピーナッツないかなーなんて思っていたら、電話がかかってきました。大学の友人です。「あ、マサー、元気―?」こんな時に元気なんて聞くなよオイ。話なんてそっちのけで、受話器を置きました。その時、「そうだ!!親がいるじゃんTELしてなんか食料送ってもらおう。」さっそく、親にかける、母がでる。「あ、おかーさん、ボンカレーとカップラーメン送って!」気づくと授業の時間、「じゃ、時間ないから」。…ボンカレーと言い捨てられて、電話をきられた母はどう思ったかな?あとで考えるのでした。

一言: 困ったときの親だのみ。結局最後は親なんだから…。

おねーさまとおじさま

まだ、めまいがするー。でも、今日の夜は教育学部にいる日本人の人が主催したパーティーがあるのだ。日本食の予感。(うれしー!!!)さー、リーディングがんばるぞ!

…さー、パーティの時間になりました。「パーティーいかないかんねん。どっどっどっど、どっどっどっど。」なんてバーターさんをしながらパーティにどんな人がいるんだろなんて思ってわくわく気分。おじゃましまーす。十人ぐらいの人たちがいろいろな話をしています。みんなハーバードの人です。久しぶりの日本語にわくわくしながら、テーブルをみると…から揚げあるねん、いなり寿司あるねん、いろいろあるねん。感動して食べまくりました。ありがとう!!さー、おなかもいっぱいだし、だれかとはなすかー。いろいろな人に自己紹介をして学校の話をしていました。なかには、東大から、政治の行政なんちゃらに入ってそこから、ハーバードに送り出され、しかもおとーさまが衆議院というサラブレット28歳さんなんかもいて、やっぱすげーなハーバードはなんて思いました。困ったことがあったら、連絡してなんていってくれる人ばかりでとっても嬉しかったです。しいといえば、みんな30歳ぐらいで、難しい話が多かったのが、大変でしたが、とにかく嬉しかったです。

アメリカにいるんだから日本人とは話さないなんて人をよく見かけますが、そんな事いうより、同じ日本人なんだから助け合おうよ、というのが僕のいけんです。困った時はお互い様、そんな暖かい考えをもった人種は日本人だけですよ。

一言: 日本人ってあったかい…。

お大事に…

みなさん覚えていますか?前回、僕が注射をうたないとハーバードに残れないという事を…。てなわけで、予防注射をうちにいきます。さて、どこで出来るのだろうか…?まー、大学病院がいいか。ハーバードだし、安全そうだから。

電話番号を調べて電話します。「あ、もしもし、予防注射うちたいんですけど…。」むこうの人は、「いいですけど、一本50ドルです。」え、予防注射ってそんなに高いのですか…。注射だけを研究しているおじーちゃんとかがやってくれるのかな…。「もっと、安いところしりませんか?」「それだったら、隣町に一本10ドルの所があります。」ということで、僕は隣町のお医者さんにいきました。

あれ、なかなか、見つからん。道をてくてく歩きながらきょろきょろしてます。同じ道をいったりきたり30分。ある疑問が僕の頭をよぎりました。「ひょっとして、さっきからとおり過ぎているこの赤い十字架のところがそうなのかな?」しかし、サインがスペイン語なんですけど…。

とりあえず、入ってみよう。カウンターで聞きました。そしたら、カタコト英語でかえってきます。しかも、発音がよく分からん。しょうがないのでハーバードからもらった、青い紙をみせたら。「OK、OK。」といって、僕を奥の部屋に連れて行きます。

なにがOKなんだろなんて思っていると、そのおばちゃんが注射を3本持ってきました。「OK?」おばちゃんは言うと僕の腕をまくり始めました。こいつは「OK」しか言えんのかーなんて突っ込みたかったのですが。そんな事をやるまもなく、「プチッ」僕の腕に注射が刺さりました。しかも、めちゃくちゃ、痛いではないか! おい、空気とか入ってないでしょうね…。 僕の不安とはうらはらに、にこにこ顔で2本目をうつおばさん。 そして、決めゼリフの「OK?」を連発して3本目をうちました。 はい、3つの病原菌を持つ男の出来上がり。 そして、青い紙にサインをして「サンキュ」といって去っていきました。 カウンターで30ドルを払ったあと、「今日は一日安静にしておこう。」と不安げに口ずさむ僕でした。

一言: コミュニケイションは大事です。 あまりにも、リスキーなチャレンジはしない方が…。

食糧難なんで、死にそうです

朝起きたら、ちょっとめまいがした。どうしたんだろ?鏡の前に立ってみる。「おー、相変わらずかっこいいなー。」なんて一人で馬鹿なこと思っていると、急にくらくらくら。偶然体重計の上に乗っかった。

!!!カリフォルニアにいた時より10キロ痩せとるやん!そーいや、このごろ、昼一食サンドイッチしか食べてないなー。これはいかん。栄養つけんと本当に死んでしまう。でも、一人で飯食いたくないからなー。とりあえず、親に電話して「とーさん、なんかくいもん送って。」いいました。それから、家の中で食べ物を探すと…ピーナッツの袋が一つありました。久しぶりにこんな幸せな気分を味わいました。一粒のピーナッツをかじるたびにお百姓さんありがとう!!なんておもいながら、エチオピアの人たちを思うのでした。(オイオイ、おまえ危ないよ。)

一言: 気分はもうエチオピアン!うー!(なんでやねん)

いま、何ページ?

金曜日はクラスがありません。でも、溜まっているリーディングをするために図書館に行きました。さー、今週残っている分は200ページで来週の分は…きゅ、920ページアンド、ラボで使っているソフトウェアマニュアル500ページですか…。日記なんて書いている場合じゃないですね。

…気づいたら時間はもう9時。今日は一日中読んでたな。300ページは終わったぞ。でも、よく考えたら、何かいてあったか覚えていない!!帰り道、友達のワンダさんに会いました。「リーディングどーしてる?」聞くと、「やってるよ、でも、ノートを取りながらやってるから、時間がかかる。コンセプト難しいからね。」やっぱり、うわべだけの見るだけリーディングはだめだと思った。こういう人たちと対等に論議するにはキチンと理解しなきゃ。あしたから、僕もノート取ってがんばろ、でも何時間かかるんだろ?気がとおくなってきたよ。トホホホホ。

一言: 全部読めなくても深く理解できるものがあったほうがいいです。

ハーバードからの青い封筒

今日のクラスは「テクノロジーの活用論」のクラスです。この教授は昨日の「テクノロジーと教育の発展論」の教授と同じ人です。まー、最初のクラスなので自己紹介とクラスの方針を話しました。今日は軽く、「先生や親のテクノロジーについての理解」のことを話しました。

基本的に先生や親はコンピューターを買ってもそれを子供に与えるだけで具体的なことを一つも考えていない。また、コンピューターを買って使わせればどうにかなると思っているだけで、どのように使わせればいいかなんてまったく考えてないと言うことです。これはとても的を得た考えだと思います。このコンセプトは教育とテクノロジーを合体させる上でとても大切なことだと思いました。

さー、今日はためになった。家に帰りポストを開けると青々した封筒が一枚入っていました。それもハーバードからです。え、やっぱり不合格ですなんてことないよね…。恐る恐るあけて、目をとうしてみると、「退学(エクスペル)」と言う単語が見えるではないか。オーマイガー、この日記もきょうで終わりかー。そんなこと言っている場合ではないでしょ。落ち着いて手紙を読んでみると。「生徒へ、あなたはハーバードに予防注射を受けたと言う証明をだしていない。10月24日までに出さないと退学処分にする。」ほっ、としている場合じゃないよ。僕は予防注射なんて小学校以来うってない。ということは…注射うちに行くしかないのかなー。10年間うってないと何本うつんだろ。でも、うつしかないならしょうがないか。とりあえず部屋にかえって教科書を開きました。

一言: 注射は外国人の留学生は絶対に必要とされるので準備しとくこと。

僕のスーパーマシーンが中古のマッキントッシュに負けた日

教育工学を学ぶに至ってコンピューターは不可欠なものです。僕もそのために貯金をはたいて新しいDOS/V機を購入しました。まー、コンピュータにはそれなりに詳しいので自分で作りました。デュアルペンティアムII266mhzX2の128RAM、UWSCSIハードドライブ装備のまー、日本で買ったら余裕に50万を超えるマシーンです。大抵このマシーンを持っていれば、自慢ができます。

しかし!!!!こんなに早く敗れる日が来たのです。その相手はマッキントッシュ・パフォーマ6320CD。約2年ぐらい前?の機械です。さー、物語の始まりです。今日は、昨日あった「教育ソフト制作の理論」のクラスの制作ラボがありました。実際に本やレクチャーで学んだ理論を使って3ヶ月の間に何か教育ソフトを作ります。「まー、僕のマシーンで快適につくるか。」なんて考えながらラボのドアを開けました。…見慣れないスクリーンがたくさんあります。僕の前にマッキントッシュの群れがあるではありませんか。パニックしている僕をよそに、教授は「マックで好きなソフトを作って下さい。」などといっています。

結局、中古マック屋に行き、マックを買うことにしました。その日から僕のスーパーマシーンはメールチェック用マシーンになるのでした。(ToT) その日はあまりのショックにその後の「テクノロジーと教育の発展論」のクラスには力が入らなかった。おそるべし、マック。世界を征服する日は近い!?

一言: 教育関係はまだ、マックが強いですね。

先見の明とミシンの授業

今日から本格的に授業が始まります。僕も正式にハーバードの大学院生です。うー、長い道のりだった。さて、今日の最初のクラスはブラケット先生の「教育ソフトウェア開発の理論」です。この先生は去年までここの教育工学部の理事をしていた偉い人らしいです。今年は先生が経営している会社の仕事が忙しいので理事を辞退したそうです。

まー、そんな感じで先生の自己紹介が始まりました。「私はホームページ制作、インターネットプロバイダーの会社を経営しています。…1982年から…。」ちょっと待って下さい。あんた82年っていったらまだFAXも普及してない時代ですよ。なんで、あんたそんなこと思ったの?先見の目っていうか気違いですよ。そんな感じで授業は進み、もう次のクラスの時間です。このクラスは「人間の認知能力とテクノロジーの利用法」です。基本的に「人間の考え方を理解しないと、コンピュータに人間を教えるようにプログラムできない。」と理論をもとにどのような教育方法が人間の認知能力に合っているかを勉強します。

さ、教授が来ました。なんか手に持っています。…ミシン!?そうです、ミシンです。そして、一言、「皆さん、ミシンの使い方を教えてください。」静まったクラスの中で一人の生徒が立ちあがりました。そして、教授にミシンの使い方を教えています。先生は教えてもらっている間、様々な質問をその生徒に投げかけます。「なぜ、ミシンはこんなに重いの?…なぜ、針は動くの?…なぜ、糸はこんな奇麗になるの?」はじめはくだらないと思ったけど、よく考えたら、ミシンについて解らないことがたくさんあります。いろいろ考えていると、急に先生が「人に物事を覚えてほしかったら、その事を本人に考えさせる必要がある。これは人間の認知能力を利用しています。」といいました。生徒に疑問を覚えさせることは大事だということです。しかも、僕らは教授に誘導されたのです。おもしろい。きっと、僕はこの授業を忘れないでしょう。本当にハーバードは凄いところです。

一言: 生徒とミシンは使いよう。

遊びじゃないのよ大学院

昨日は後から来たベッドも組み立て式だったので起きたのは結局床の上。机はまだ出来ず、ベッドもマットレスが以上に重くて持ち上がらない。いろいろと問題を抱えながらも、明日から始まるクラスの為にスケジュールの最終設定アンド教科書購入をしなくちゃ。とりあえず、教科書センターにゴー。

うわー、みんな同じ事考えてるよー。レジには人がごった返してる。それをわき目に教育工学のセクションへ。とりあえず、あまり興味はないけど、有名な賞じーさん、ハワード・ガードナーのクラスを見てみようかなー。…どれどれ、一冊、二冊、三冊…え!?二十二冊!と言うことはこのクラスだけで週に二冊本読めってか。しかも、別に小さい本じゃないんですよ、これが。最低一冊、300ページはあります。「一体だれがとるんだ、こんなコース。」などと思いながら自分のクラスへ、少ないといいなー、と思いながら本棚を見る。あー、よかった多いけどガードナー並みではない。

結局、4クラスで二十四冊。まー、こんなもんだろと思いながら家に帰って机とベッドを組み立てるのでした。悪戦苦闘の末、ベッドも完成。あったかいベッドに横になりながら考える。週二冊ペースで本を読むのかー。俺に出来るかな?やっぱり、大学院は遊びじゃないな…。

一言: アメリカの大学は本を読むことが基本らしい。

安い家具には御用心

昨日は何もなかったので家具や食器を買いに行きました。食器は昨日持ってきたけど、家具は今日届く予定。机がないと勉強できないもんな。あと、これ以上床で寝ると風邪ひきそうだし…。

ピンポーン、待ってました。おーおー、ニーちゃんサンキュウ。でも、少しおかしい。机を買ったのにニーちゃんが持ってきたのは板が入っているような縦長い箱。おかしーなーと思いながらニーちゃんに「これが机?僕が頼んだのはU-字型のだよ。」と言うと、二―ちゃんはアイ・ノー(わかってるって。)と言っていってしまいました。納得が行かずとりあえず箱を開けてみると一冊の本が落ちてきました。そこには僕の頼んだ机の写真が載っていました。そして、その写真の上には黒々と「組み立て説明書」と書いてあるではありませんか…。さらに追い討ちをかけるようにその下に「部品数135個」。とうのく記憶の中で僕は大工用具を買いに行くのでした。

一言: 家具は自分で作ったほうが安いみたいだけど、なかなか大変です。

未熟者の僕とエリートの人たち

うあー、体が痛い。床に寝たの何年ぶりかなー。さーて、遅れを取り戻さなくちゃ。シャワーを浴びて学校へ行きます。昨日、走り回ったお陰でだいたいの事は把握できてるので、ちょっと気分はハーバーディアン。

たしか、今日は学部の教授たちが自己紹介をしてそれぞれのクラスについて説明してくれる日だ。よし、早速適当に部屋に入ってみるか。ドン!気づいたらちょっと変わったおじーちゃんがぶつかってきた。「オー、ソーリー。」なんてこっちは誤ったのですが、向こうはまるっきり無視!めちゃむかつくやん!とか思っていたら、他の生徒がそいつに「ハイ、ミスターガードナー。」なんて言っておる。…なにー、あのガードナーですか。あんた、ハワード・ガードナーって言ったら何とか何とか賞受賞者でっせ。ボーッとしながらそのおじさまの後ろ姿を見守っていると、今度は後ろの方から著名な先生がたの名前が聞こえてくる…ここはびっくり箱かい!なんて一人でツッコンでクラスの説明に行きました。

僕が説明を聞きに行ったのは「教育のソフトウェア設計の理論」と言うコースです。この教授は僕のアドバイザーだったので少しほっとしていると、教授はクラスの説明を始めました。なかなか、興味深い内容です。そして、説明の最後に教授が生徒一人一人にこのクラスの知識を使って何をしたいのかと聞いてきました。偶然にも僕が一番近くに座っていたため、僕から発言しろと言うことでした。まー、別に英語が出来ないわけでもないし、シャイでもないので、僕は堂々と「僕はこのクラスで得た知識をもとにテクノロジーを使った新しい教育方法を考えていきたいです。」ふっ、決まった。心の中では大喜び、でも僕の内情とは裏腹に教授の顔はなにか不満そう?何が不満なのかなーと思いつつ、隣のおじさんの意見を聞いてみる。そいつは「私はテクノロジーを使ってバーチャルリアリティの空間を作り出しヘリコプターの着陸をシュミレートしてヘリコプターの訓練生の教育に役立てたい。」などど言ってるではないか。教授もなんだか満足そう。

でも、そんな事を言うのがそいつだけではないのです。次から次へと具体的なアイデアが出てくる出てくる。結局、具体的なことをいえずに上辺だけでごまかしたのは僕だけでした。帰り道、学部の事務の人が言っていた言葉を思い出しながら歩いていた。「21歳!?うちの学部に今まで入ってきた中で史上最年少ですよ。がんばってね。」それを聞いたとき「俺ってスーパーエリートって事!?」なんて浮かれていたけど、やっとその人が言いたかったことが解りました。多分そいつは「平均年齢30歳の学部の中でしかも、みんないろいろな経験を積んできた人たち。そんな人たちの中であんたは経験もほとんどないような青二才なんだから浮かれないでがんばりな。」と言うようなことが言いたかったんだなと思った。いま、このまま、卒業してもペーパー上ではエリートだと思われるかも知れないけど、そんな物はいらない。絶対にこの一年間、周りの奴等から色々なことを吸収して本当のエリートになってやる。そう思いながら、また床に横になるのでした。(また、ベットかうの忘れた。)

一言: エリートになるにはベットを買ってから…(ちがうって)

風雲児(?)参上!?

ハーバードはよっぽど物好きなのか、それとも今年はいい生徒がいなかったのか、なんで私が選ばれたのかな?うーん…。きっと合格者と失格者のリストをすりかえちゃったのかな?そんな事はさて置き、ついにやって来ました憧れのハーバードです。「ふっ、これで俺も世界のエリートの仲間入りさっ。」なんて思いながら飛行機を降りたのでした。

踊る気持ちを胸にタクシーでハーバードへ。そんで、とりあえず荷物をアパートに降ろしてがっこーへGO!まー、がっこーは15日からだし、誰もいないだろーけど…。なにー!!!めっちゃ、人いるやんけ!ちょっとパニクった僕は近くのテーブルへ行って事情を聞いたところ…ガーン、もう学校は始まってる!?テーブルの人の言葉に唖然としている僕…。絵になるなーなんてボケてる場合じゃないっすよ。

もうちょっと詳しく聞くとクラスは15日からだけど8日からいろいろを学校の事を教えてくれるオリエンテーションちゅうもんがあったらしい。それからと言うもの、みんなとの遅れを取り戻そうと必死にキャンパスを走り回りました。

結局その日はアパートに戻ったのが夜の9時ごろ。「なんて僕はおとぼけさんなんだろー。」と思いながら部屋のドアを開けて…ガーン。なにもないやんけー!!!はー、ため息一つつくけど、だれもツッコンでくれない。その夜は一人床に寝ながら「絶対にがんばるぞ!」と思いつつも家の布団は暖かかったなーなんて思う僕でした。

一言: 浮かれていないで準備するべし。